第18回日本プライマリ・ケア連合学会九州支部総会・学術大会の開催に当たり、ご挨拶申し上げます。
今回のテーマを「withコロナ時代のまちづくりとひとづくり」といたしました。
2019年に発生した新型コロナウイルス感染症により私たちの生活は大きく変わりました。様々な危機に直面し制約を課される一方で、創意工夫の中で生まれてきた新たな取り組みや繋がりもあるのではないかと感じております。今回の大会を、パンデミックにより切り離されてしまった繋がりを再構築していきながら、新しい生活様式の中で新たに生まれた繋がりを強めていく一つのきっかけとできれば幸いに存じます。その上で、コロナ禍の中で生まれた様々なシステム・医療技術を活用し、各地域での取り組みを共有しながら、過疎化・高齢化・少子化の中でどのようにひとづくりとまちづくりに取り組んでいくかを考えていく機会としたいと考えております。
2023年2月に開催された熊本大会、5月に開催された学術大会では現地で様々な方々とお会いすることができました。自宅から大会会場に足を運んで、空気感を味わい、同じ志を持っている方々や新しい方々と直接会って話を聞き、語り合うことで本当に大きなパワー、元気、勇気をもらいました。九州支部総会としましては、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行してから初の大会となりますが、九州圏内でご活躍されている様々な職種の方々、そして将来を担う学生の方々ともお会いできればと思っております。もちろん、オンラインでの参加もお待ちしておりますので、ご参加いただけますと幸いに存じます。